ありけんエッセイ集です


by a-k-essay

『時々タイムスリップ』 お祭りに行こう

改札を抜けると、エンゼルストリートはお祭りだった。
まだ青空の夕方、いつもの帰り道は程よい活気。


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八百屋は軒先でサラダ菜をたたき売り

パン屋はホットドックを作りすぎ

美容室はビニールプールでヨーヨー釣り

金物屋は、ほとんど自分達が飲んでいるビールコーナー

さびれた商店街は、それでもみんながんばっている。

気づけば僕も片手にフランクだ。
んん〜 ビール飲みたい。


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実家の福岡でも、お盆になるとそれぞれの町で祭りがあった。
夕方深まると、炭坑節や太鼓が聞こえてくるんだ。

ドン・ドン・ドンカラカッカ・ドドン・ドドン・ホイ!ってね。

そうすると小さな僕の体は勝手に動き出す。

ヒョコヒョコヒョコ ホイ ヒョコヒョコ…

まったくもってじっとしてられないんだ。


抜き足差し足こっそり家を出てすぐそばの小さな公園へ行き、夕闇のなかで思いっきりブランコをこぐ。
キコキコと団地に響き渡ればそれが合図さ。
みんなドリフのことも忘れて出てくるよ。

夜、子供だけで出かけるとワクワクしたよね。
祭り広場へ行くんだ。

少ないお小遣いの使い道をそれぞれに考え、わたあめ、金魚すくいに、クジ、イカ焼き、カラーヒヨコ。

東の空がすっかり夜に変わる頃、小さな花火セットがみんなに配られるんだ。
この時なんとかして2個もらおうと、みんなせこい手段でがんばったものだ。

「月が〜出た出た〜月が〜出た〜よいよい!」

みんなで輪になって盆踊り。
僕の町は元々炭坑の町なので、いつだって炭坑節だった。

端では大きな焚き火がたかれ、地球温暖化もなんのその。
各家のお供え物をどんどん投げ込むんだ。
ご先祖様が帰っていくらしい。


楽しい時は瞬き、ぽっかりお月様。

祭の後は、名残惜しさでタラタラさ。
あっち寄りこっち寄り帰路につく。
そして誰かが言うんだ。

「ああー!ドリフ終わっとう」ってね。


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時は今。
エンゼルストリートの金魚すくいコーナー。

さっきから見ているのだけど、その女の子は針金のついたモナカを片手に全然すくう動作に移れないんだ。

見てられない僕は、しゃがみこみ。

「いいかい。水面をよーく見てごらん。
映ってるでしよ? ほら、金魚屋のおっちゃん。
そしたらね、おっちゃんが横向いた時、あ…今、今!
おわんですくっちゃえ!」


お祭り。
それは生活の中のちょっとした余裕のひと時。

いつも頑張っているみんなは、それぞれにいい顔をしている。

ドン ドン ドンドンドン…

やがて花火が打ち上がり、みんなが同じ夜空を見上げるだろう。

そんな平和な時代がずっと続けばいいね。


さあ、お祭りに行こう。


だけど、ありけん金魚すくい奥義。
モナカが濡れてないとバレるよ。



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【7/9(土)西荻窪ターニング『東京おんりぃわん4DAYS 2日目』】
ホームのターニング。
やっぱりやりなれたハコはいいね(笑)。
みんなありがとう!
がんばります。

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【日比谷公園にて】
7/22(土)『東京おんりぃわん』の野外ライブのリハ前。
9時入りという眠気も徐々に覚め、雨も上がりのほのぼのとした時間。
いい絵だったからついシャッター(笑)。
「デージー」のけんじ君と「スリービーライン」の木内君。

これからもっと仲良くなれそうな気がするんだ。
これからもよろしく!

(けんじ君も木内君も写メ撮ってたから、それぞれの日記とかにUPされてるかもね(笑))








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by a-k-essay | 2006-07-23 17:01